開発の目的
『Virus Definitions Auto Updater』は、「シマンテックのIntelligent Updaterで提供されるウィルス定義ファイルの最新状況を監視し、そのファイルが更新されたことを契機にしてPCへも自動的に適用させよう...」という目的の下、開発されたアプリケーションです。
シマンテックがウィルス定義ファイルを提供する形態には、Live Update と Intelligent Updater の2種類あります。
Live Updateによるウィルス定義ファイルの提供スケジュールは基本的に毎週木曜日となっています。一方、Intelligent Updater におけるウィルス定義ファイルの提供スケジュールは、「平日かつ随時」となっています。
Norton AntiVirusを普通に使用していれば、Live Updateによってウィルス定義ファイルが定期的(週一回)に更新されます。これがNorton AntiVirusの売り文句でもあるため、Intelligent Updaterのようなウィルス定義ファイルの提供形態があることをご存じではない方も多いのでは?と思います。
<参考>シマンテック - Intelligent Updater の更新日
重複となりますが、ここまでの話をまとめると...
- Live Updateを使用したウィルス定義ファイルの更新は『週一回』である
- Intelligent Updaterを使用したウィルス定義ファイルの更新は『平日&随時』である
このような差異があるということは理解して頂けたかと思います。
このアプリケーションは、提供形態によるウィルス定義ファイルの更新タイミングの差異を吸収するべく、産声を上げたのです(ほんとか?
特徴
- 常駐型のアプリケーションです.
- きめ細かな設定が(たぶん)可能です. 設定内容に基づき、定期的にウィルス定義ファイルの更新チェックを行います.
- シマンテックのサイトから取得したウィルス定義ファイルに対して、MD5による改ざんチェックを行ってから更新を行います.
- HTTPを使用して、ウィルス定義ファイルをダウンロードします.
(注) Live Update では FTP を使用してファイルをダウンロードするため、イントラネットのセキュリティ・ポリシーによってはダウンロード不可となるケースがあるのです.
(注) 最近のバージョンはHTTPでやりとりするみたいです.
動作条件
- Microsoft が開発した Windows OS であること.
- Microsoft が開発した Internet Explorer 3.0 以上がインストールされていること.
- シマンテックが開発した Norton AntiVirus がインストールされていること.
ダウンロードはこちらから
改版履歴
- 2004/11/14 Ver.0.9.48
- ダウンロードしたウィルス定義ファイルを削除するか、そのまま保存しておくかのいずれかを選択できるようにした.
- インストーラを変更した.
- 2004/08/04 Ver.0.9.47
- ウィルス定義ファイルの適用バージョンの確認方法を %CommonProgramFiles%\Symantec Shared\VirusDefs を確認するように変更した.
- 2004/07/05 Ver.0.9.40
その他
決まり文句
- 無保証のフリーソフトです. 個人の責任の下、使用してください. このアプリケーションを使用して発生した如何なる不具合に対しも作者は責任を負いませんし、負えません.
- 改善要望があればメールをください. 暇があれば改善するかもしれません.
既知のバグ
- ウィルス定義ファイルの更新チェックを行う間隔を測定する手段として Timer を使用しているが、PCがスタンバイ状態となったときの考慮を全くしていないため、取得&更新タイミングにずれが生じる可能性がある.